私たちの日本での活動は、1951年(昭和26年)に始まりました。第2次世界大戦後の女性リーダー達が中心となって東京パイロットクラブが誕生しました。
パイロットインターナショナルはアメリカ・ジョージア州メイコンに本部を置く国際的な民間ボランティア団体で、1921年40名の働く女性たちによって設立されました。“パイロット”とは、荒く危険な水路で、船を安全に導く川船の船頭を「パイロット」と称する事に由来し、指導者、案内人の意味を持ち、「世界平和の水先案内人になろう」「常に人生の舵を誤らず、ゴールに向かって突き進む」といった意味を持ちます。パイロットの精神は“友情と奉仕”、そして“いつも真実の道を”モットーに、世界各地で会員がクラブごとに「脳関連障害」殊に“外傷性脳障害”に活動の焦点を当てそれぞれの地域に密着した地道な活動を続けています。また、これらの活動を通じ、リーダーシップを養い、職場や地域社会においてリーダーシップを発揮して、パイロットがかかわる全ての物事を高めていくことに大きな目標を定めています。
日本での活動は、1951年(昭和26年)来日中のメリー・カーター(パイロットメンバー)の呼びかけで、第二次世界大戦後の女性リーダー達が中心となって東京パイロットクラブが設立されました。初代会長には元衆議院議員の神近市子が就任し、会員には元参議院議員市川房江氏、ジャパンタイムスの白石つぎ氏、児童心理学者の波多野勤子氏、作家の平林たい子氏、評論家の村岡花子氏、津田塾大学学長の藤田たき氏らが集まり、物資の不足する時代に福祉を中心に活動しました。
現在では、日本全国に31クラブの会員と8クラブのアンカー会員がパイロットインターナショナルの奉仕の焦点に合わせ、それぞれの地域に密着した奉仕活動を展開しています。
2020年10月19日に、一般社団法人パイロットインターナショナル日本ディストリクトとして法人格を取得しました。
歴史
PI 日本ディストリクトの活動
春・秋のコンベンション、パイロットウォークなど。