PI 日本ディストリクト 2012~13 活動報告
2012年9月8日(土)~9日(日)
会場:ラフレさいたま
IN さいたま新都心
全国各地から、さいたま新都心へようこその歓迎の言葉に続き、パイロットクラブが91年もの歴史ある組織であることを新たに認識されたと。述べられておられました。
また、上田知事は埼玉県本庄市のご出身で、郷土の誇りである「塙保己一」の話におよび、障害者でありながら国文学者として尊敬した人であり、ヘレンケラーも「塙保己一」を尊敬しておられたと紹介されておられました。
埼玉県は700万の県民を有し、名所旧跡自然が豊か都市であると埼玉についても述べられておられました。
支え合い、互いを思いやる心を大切に
パイロットの使命の継続・発展を!
ガバナーは多くの皆様に支えられ、そのお役を遂行することことが出来ます。パイロットクラブの組織も人が創るものでお互いを思いやることが、組織の運営には欠かせません。世界を向上させ、前進させ、押し上げる人は批判以上に励ます人であると、エリザベート・ハリソンは言っています。
現在、他の団体も同様に会員数の減少に悩んでいます。しかし私達でなければ出来ないことを今取り組まなければなりません。目先の小さなことに拘るのではなく、全パイロットの手と足と頭を使い、この素晴らしい組織を次世代に繋ぎましょう。奇跡は待っていてはおきません。私達の手で奇跡を起こしましょう。
演題 「子どもの頭をケガから守ろうヘルメットの有用性に関して」
ご自身ライダーである外傷外科がご専門の根本先生からブレインマインダーズ「一生かけて脳を守ろう」の活動につながるヘルメットの有用性について科学的なデータを!
◆ヘルメット着用と頭部への安全度
✽ヘルメットを被らない場合 ・・・時速12㌔のスピードの衝撃で危険。
✽ヘルメット着用では ・・・時速21㌔までは安全。
✽ヘルメットを着用しても全て安全とはいえないが、頭部全体を覆う形のものや強度のある材質のものなど比較的高価なヘルメットほど安全性が保たれる。
根本先生は、幼い子供は自分からは被らないので、自転車に乗るときは必ず被るように親が意識をもって習慣づけていくことが大切と述べられた。ブレインマインダーズの普及活動は親御さんたちにもしっかりと伝えていくことの必要性っを教えられた。
1日目・・・メンバーシップ部 資金調達部
2日目・・・プロジェクト部 アンカー部
久々の分科会が2日間に分けて2部門ずつ実施されたために、参加者は2つの分科会に参加することができ、それぞれに活発に有意義な情報交換が行われた。
◆メンバーシップ部 リーダー 川端千鶴 (21東京PC)
メンバー 安斎裕子 (福島PC)
PI本部の過去91年間の積み重ねられた資源はクラブ運営からも人間形成からも大変貴重な資源で大事に活用すべきツールである。(マニュアルを紹介)社会情勢の変化から、会員維持と復席と会員増強を真剣に考えなければならない。会員増強の成功例を発表し、10、20、30周年クラブの紹介があった。
◆資金調達部
コーディネーター 鳥井晴弥(秋田PC)
資金調達が厳しい現状の中、パイロットとしての基本方針の確認を行い、先に全クラブに向けて行ったアンケート(31クラブ回答)をもとに、富山PC、さつまPC、福島PCから地元の特産品のウエブでの販売について事例発表が行われた。その後はグループディスカッションでこれからの資金調達について話し合われた。
◆プロジェクト部
コーディネーター 末吉真由美 (さつまPC)
分科会を各クラブからの情報発信と受信の場にしたいと企画しました。全国のパイロットウォークで、意欲的な取り組をしている富山パイロットクラブに事例を話していただき、昨年度プロジェクト部門金賞を獲得した、ウイング広島本郷パイロットクラブの、心やさしい「ハンドマッサージでコミュニケーションを」披露していただき、良い刺激になったと好評でした。ゲームや自己紹介でも盛り上がり、もう少し時間がほしい位でした。
発表者とご参加いただいた皆様ご協力有難うございました。
◆アンカー部
コーディネーター 嶺 昭広 (仙台PC)
9月8日、9日アンカーさんはアンカープログラムに即して会議、勉強会を実施。
・分科会では、この度PIが大学卒業生に対してもパイロットの暫定会員の枠を広げたことについて、前期コーディネーターの中島さんから説明。これまでの暫定会員は高校卒業生に対しての制度であったため、日本ディストリクトでは高校生アンカーの東京目白アンカークラブ卒業生のみが暫定会員となっていた。今後は他の大学卒業生も希望すれば6年間暫定会員としてPIから直接認証される。6年後のパイロット会員へ期待が高まる。
・この他、1人でも多くのアンカーさんにワークショップ、コンベンション、PIコンベンションへ参加して頂けるようディストリクト全体で支援を検討して行くこと。
★今回のWSでは各地のパイロットクラブからアンカー支援の缶募金が寄せられ、アンカー活動費として寄付された。
スペシャルオリンピックスや高次脳機能障害は日本ディストリクトが早くから支援に取り組み、各地のクラブの協力も得て、いまや数多くの企業や団体の支援を受けて発展されています。 大きな変革期だからこそ、パイロットが全国に広められる新しいプロジェクト活動に視点を向けたいと、今回は2つの団体をご紹介。
(1)「難病と闘う子ども達の夢をかなえて!」
講師:
メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン
大野寿子氏
メイク・ア・ウィッシュ は世界最大の奉仕団体で35ケ国に支部があり、日本では1992年、当時沖縄に在住されていたスーザン・アルブライトさんより紹介され1994年東京に事務所が設けられました。また、PIでは以前から小児病院への支援活動を継続され、去る7月のPICではメイク・ア・ウィッシュについての講演もありました。
(2)「日本代表チームを再び ワールドカップへ!」
講師:
日本知的障がい者サッカー連盟
理事長 天野直紀氏
「もう1つのワールドカップ!」
「もう1つのワールドカップ!」は、4年に1度開催される知的障がい者によるサッカーの世界選手権大会です。日本代表は2002年から参加し、前回の南アフリカ大会は3度目の出場でした。活動理念に~サッカーを通して知的障がい児・者の社会との関係を構築する~とあり、パイロットの知的障害者支援と通じるものがあります。 選手の皆さんは日頃は企業で働きながら2014年ブラジル大会を目指して練習に励んでおられます。
前回の南アフリカ大会の映像を鑑賞。選手の活躍に会場から思わず歓声があがる。選手となるには自分で準備し自分で行動することを身につけることが前提とのこと。代表となる選手は全国20地域で開催される地方大会から全国大会までの中で、監督が選抜する20人。選手の自己負担が多い現状なので支援の輪を広げて行きたいと語られる。
始めの挨拶を
新井万亀子WS委員長
(左の写真)
司会進行役
川原和美ルテナG
平沼昭子WS副委員長
(右の写真)
乾杯の発声は現在最も新しいクラブ「にいがたPC」の会長江口歩会員。若々しく力強く杯を挙げた。
にいがたPCは新潟市の賛同、協力を得て、障害者雇用の促進に取組み始めたとのこと。新しいクラブの行政と一体となった障がい者支援活動に注目したい。
✽PIコンベンション参加のアンカーより報告
✽WS参加アンカー全員の自己紹介
✽沢村まみ会員(21東京パイロットクラブ) がジャズを披露 ♪♪
本格派の歌声とリズムに うっとり!
♥沢村会員は当日のCDの売り上げを日本ディストリクトに寄付された。
1.夕涼みウォーク(チャリティ)※希望者参加
ゆっくり、のんびり、食後のお散歩
会場の「ラフレさいたま」からさいたま新都心駅へ続く遊歩道に美しいケヤキの広場があり、埼玉スーパーアリーナなど夜景も美しいことから初めて夕食後の散策としてウォークを行いました。
参加者から、朝のウォークはその後に会議が詰まっているので慌ただしいが夕食後はのんびりとお散歩気分で楽しめたとの声が聞かれました。
2.和室でゆっくり~ ヒザを交えて懇親・交流会
夕涼みウォークの後、2部屋を開放した畳の上でリラックスした雰囲気の中、自由な意見交換や和やかな語らいが、23時まで行われました。
年2回全国の会員が一同に会する機会、しかし過密なスケジュールでじっくり話も出来ないことが現状でした。夕食会後久しぶりに会った会員どうし、様々な話に花が咲きました。